抗真菌薬と抗生物質の違いについて

抗菌真菌薬は抗生物質とは異なる薬剤です。抗生物質は微生物から出来た化学物質ですが、抗真菌薬は抗生物質と人工的に合成させた化学物質を抗真菌薬と呼んでいます。では、抗真菌薬はどのような病に効果があるのかをご紹介します。

気密性が高いと発症しやすい水虫と抗真菌薬での治療

年齢や性別にかかわらず、発症する皮膚の感染病である水虫は、最近女性の発症が増えてきています。初期症状が出ているのに放っておくと、症状が進んでしまうため、早めの対応が肝心です。水虫は、真菌で感染する皮膚病で、真菌とはカビのことです。原因菌になるカビは、白癬菌という名前で有名な、目には見えないほど小さな生物です。白癬菌がついたからと言って、すぐに感染して水虫になるわけではなく、白癬菌がつくことと、白癬菌が繁殖しやすい高温多湿の状態が重なることで、水虫になる状況が起こります。長い時間、同じ靴や靴下、スリッパなどを履き続けて汗をかいたりすることで水虫を発症する確率が高くなるというわけです。
毎日、どの季節も靴を履いて長時間過ごしているビジネスマンや指が密着して気密性が高いパンプスやブーツをはく機会が多い女性に水虫が多いことは有名ですが、長時間同じ靴や靴下、スリッパを履き続けて汗をかいたりしている人も、きつい靴を履いていなくても、内部の気密性が高く、水虫になりやすい環境です。また、指同士がくっついている人も、気密性が高くなりやすいため、水虫になりやすいと言われています。
水虫の症状としては、かゆみが有名ですが、かゆみが進むと水ぶくれができ、さらに炎症が進むと皮がむける症状が出てきます。水ぶくれが出る頃には、かゆくてたまらない、かきむしってしまう、辛い状態になりますので、その前に病院に行くことをおすすめします。病院では、抗真菌薬の塗り薬を処方されることが多く、抗真菌薬を根気強く塗ることで、症状が改善してきます。同時に、靴下をこまめに履き換えたり、通気性の良い靴を選んだり、毎日同じ靴を履かないようにすることなどに気をつけることも大切です。清潔にするように気をつけながら、症状が治まっても、医師の指示に従い、完治するまで抗真菌薬を塗り続けることが大切です。